vol2
2014.05.18
出演 隅田川馬石 前座さん 入船亭ゆう京

隅田川馬石の会4
5月18日に会の日取りを決めた時は、まったくこんな事にぶつかるとは予想だにしていなかったのです。
数週間前に今年の三社祭の日程が発表になって。。。慌てましたがもう仕方がない。
とにかく早めの行動をトルことを肝に銘じて昼過ぎからずっと会場づくり。お客様にも呼びかける。
それだけしかできなかった。会場について、口あんぐり。。。なんとカフェの目の前が基地となっている。
目を疑うとか、夢だよねとかそんな次元じゃない衝撃。

チャレンジャーゆう京さん

開演を遅らせたものの神輿の方も遅れてやってきた!ちょうどゆう京さんが高座に上がると同時に前の基地に到着神輿。
ゆう京さん「寄合酒」
大盛り上がりの歓声(神輿のほうの)の中、ゆう京さんが大声で後ろまできっちり聞こえる声で。
お見事でした。あの大音響の祭り囃子の中、きっちり噺で笑いもとり聴かせてくれました。

ゆう京さんはチャレンジャー。次に上がった馬石師匠がそう総称していました。

実はゆう京さんは前々からリクエストしていてやっと予定があってフランボヤンに来ていただけたのです。私の一押しの前座さんなのです(^^)この日のゆう京さんの素晴らしさに、お客様みんなから大賛辞が!!ゆう京さん本当にありがとうございました。何回言っても足りないくらいです。

和ませる噺と聴かせる噺

馬石師匠の1席目の頃には、会長の(神輿の)挨拶も終わりやがて静かな時が流れ始めた。
1席目は「鮑のし」
何度も聴いているのに、また少しずと進化していてあまりにも優しいの出てくる人物すべてが。心があったまるって素晴らしい事なんだな。
そして仲入りはさんで、
2席目「唐茄子屋政談」
馬石師匠でこの噺は初めてだった。今年初の「唐茄子屋政談」だそうです。
時間が押した分21時を過ぎたのだけど、みっちりとたっぷりと45分。
聴かせてくださいました。
このお二人の流れ。いつのまにか、会場中の空気がしっとりと。

終わってみれば、妙な連帯感に包まれた会場。

幸せだった。(こんな事言ったらおこられるかもだけど、寄席の醍醐味といいいますか、そんなような
ハプニングの末のしっとりした空気感。)たまりませんでした。
心から、お客様に感謝いたします。
皆さんが、不甲斐ない私の判断におつきあいくださり、暖かく見守ってくださり、楽しもうと!
皆さんの背中からヒシヒシと伝わってきていました。後ろからその全てを眺めていたんですよ。
皆さんを愛おしく愛おしく想えて仕方ありませんでした。
素敵な一夜をありがとうございました。
そしてこちらをお借りしまして、大変な会になりました事を、心よりお詫び申し上げます。
そして、ありがとうございました。