2019,09,01
出演:隅田川馬石 /桃月庵白酒(助演) / 桃月庵白浪
隅田川馬石師匠が噺家になって25年目の年ということで、記念の会の企画をご相談させていただきました。 しかし師匠はあまりそうゆう事はしたくないお返事でしたが、いつの間にかやる方向に話が向いていました。 なぜなのかはわかりませんが、ちょっと乗ってくださったんですね。 助演(ゲスト)は白酒師匠をということでお日にちのすり合わせや会場の空き日などとなかなか合う日がなく 25周年目最終月に形にすることができました。 あやうく26周年になるところでしたが、開催にこぎつけました。 馬石師匠は25周年は通過点でしかないとおっしゃっていますが、やはりファンからすればおめでたい事と感じます。 その気持が通じたのか、初めて内幸町ホールを満員御礼で迎えることができました。 満席こそ師匠へのお祝いになるのではと思っています。
今回の25年目の馬石は、「爆笑」必至のプログラムになっていて、おめでたい日にふさわしく笑い声がどどどどーと押し寄せていました。 笑い声が響く、この心地よさといったらありませんね。 特に25周年だからといって、特別なことは辞めておこうと思いました。 企画段階でそう決めていました。 やっぱり落語を、師匠の落語を聴いてもらうだけできっとそれは伝わると思っていましたし、馬石師匠には余計なことをしてほしくないというか、 馬石落語をやってもらうことが全てだと思いました。 それだけでも十分に師匠の落語に惹かれるでしょう。 飾り気はいらないという感じですかね。 師匠の落語はそんな落語だと感じている主催者の勝手な思い込みでもあります(汗) 火焔太鼓をリクエストしたあとに、品川心中と2席のネタだしと師匠から提案をいただき、珍しく2席ネタだしをさせていただきました。 馬石といえば、という中にこの2席は必ずや入るであろう絶品の2席です。 これはネタもシンプルに攻めています。 ある意味、思い切り攻めています。 余計なことはしなくても、ご来場頂いた皆さんには十分すぎるほど伝わっていたようです。 帰り際、みんな笑顔がいっぱいだったのを見て、ああこれで間違ってなかったなと確信しました。
馬石師匠の兄弟子の桃月庵白酒師匠が助演ということで、きっと白酒師匠のご贔屓様もいらしたと思います。 ただこの一門のすごいところは、白酒師匠のお客様でも馬石師匠を好きだし、馬石師匠のお客様も白酒師匠が好きだっていうところです。 一門まとめてみんな大好きっていうところがすごいのです。 珍しいですよねこんな一門は他にないでしょう。 白酒師匠がこんなに馬石師匠のことを語るなんて、今後もないだろうなってくらい、弄り倒してくださいました。 いじっているのだけど、愛が溢れていて、聴いていて幸せな気持ちになったんですよね。 このいじりで更に一門全員のことを改めて好きになったという方が多かったのではないでしょうか。 私が感じている馬石師匠と白酒師匠の語る馬石師匠が同じだったので、涙流して爆笑でした。 本当に馬石師匠の愛され度がすごい。 会場中がみんな好き好きというオーラで満ちていて、なんて優しい空間なんだろうと思いました。 師匠の人柄と芸がこんなに素敵なお客様を引き寄せるんだなと思いました。 本当にありがたいことなのです。
今まで前座としてフランボヤン寄席で活躍いただきました、桃月庵ひしもち改メ白浪さんが二ツ目になられたので、 本来ならどなたか前座さんをと思っていました。 しかし二ツ目のお祝いもあり、白浪さんにお願いしようと話がまとまりました。 高座返しお願いしてしまうのが申し訳なかったのですが、馬石師匠が最初のめくりを出してくれ、 ご挨拶をしてくださったので、二ツ目さんとしての登場はできたのではないでしょうか。 羽織を着て登場する白浪さんが、とても凛々しく見えましたよ。 会場に、インスタ映えコーナー(かんたんですけどw)作ったと言ったらみなさん写メ撮ってくださりありがとうございます。 このパネル、誰かにプレゼントしようかと思っていたのですが、手が回らず私の家で師匠が微笑んでおりますw いつか馬石グッズも作ってみようかと思っています。 師匠のお許しが出たらですが(汗) いつか。 また、今回始めての満員御礼を自分ごとのように喜んでくださるお客様がいらして、本当に胸が熱くなりました。 どんだけ馬石師匠が愛されているのかを、改めてわかりました。 だからこそ、どうしても満席にしたかったのです。 ご来場いただきました皆様、満員御礼で来られなかった皆様、告知にご協力いただきました皆様、本当にありがとうございました。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 変わらず、馬石師匠の落語を地道に続けて行こうと思っています。 その実力がある師匠だからです。 きっと未来のスターになる師匠だと思っています。 ずっとそう思ってきました。 これからも、ずっと。 一人でも多くの方が足を運んでくださるように、心から願っています。
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